美しい器

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本番まで2週間になりました。私はこのミュージカル「冒険者たち~この海の彼方へ~」が大好きで、毎年、東京のJOYKIDSの上演を観に行きます。DVDも毎回購入し、上演を観た回数と合わせると、1000回以上になるでしょうか。これだけ観ても毎回新しい発見がありますし、毎回感涙してしまいます。脚本・演出・JOYKIDS主宰の山崎義也さんと知り合ってから8年。数年前に「井原でこのミュージカルを上演したいですね」と夢物語のように話していました。気づけば、あと2週間で井原の子供たちの手で上演されます。たくさんの方々の支援と賛同を受け、衣装・小道具など一部はJOYKIDSに協力してもらい、本物をそろえました。舞台もJOYKIDSをもとにして演出しました。自分がやる側にまわって、ある時、ふっ・・・と考えました。「ひょっとしたら私はとんでもないことをしようとしているのではないか」と。台本も・歌も・動きもすべて頭に入っているのですが、そういう問題ではないことに気づいてしまった瞬間です。観ることと演ることの違い。「いくらきれいな器でも料理が美味くなければ器までもダメにしてしまう」そんなことが頭をよぎったこともありました。しかし、今は「料理をそっくり真似することはできるけれど、それでは味わいがない。多少、違ったテイストでも、自分たちにできる料理を用意すればいい」と考えるようになりました。子どもたちの熱すぎる想いを、井原テイストでお届けできそうです。

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